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オーストリア咬合学について

[コラム]  [情報]

(2016.03.23)

オーストリア咬合学とは

ウイーン大学 スラバチェック教授の考えです。

今や、重要な咬合学としてヨーロッパやアメリカ、

世界で広く支持されています。

笹尾歯科医院ではスラバチェック教授に師事し

この素晴らしいオーストリア咬合学を実践し

多くの成果をあげています。

夜間のはぎしり・くいしばりさえ改善すれば

欠損が多く歯周病で長く悩んでいる患者さんも

快適に噛む生活が送れる可能性がありま

す。


「歯をあきらめないで!」


応急処置でいい!などと言わずに一度じっくり

お話をさせていただきたいと思います。

夜間のはぎしり・くいしばりはストレスを改善するための行為なのです。

歯はどんな器官でしょう?

食事をする。話す。という基本的な機能に加えて

夜間にくいしばったり、ぎりぎりとすり合わせて

ストレスを改善しています。

これは、夜間のはぎしり・くいしばりの回数の多い日

は唾液中のストレスマーカーの増加

やマウスを使っての実験でも実証されています。

ほとんどの人は夜間に音のしない

はぎしり・くいしばりをしています

はぎしりはストレスを解消する重要な行為な

わけですから無意識に

全員夜間の歯ぎしりを行っています。


歯の数と寿命の相関があるのもこのためです。

バランスの悪いはぎしり・くいしばりが歯を壊します

180Kもの力が歯に加わります。歯が傾いたり,

ひびが入って虫歯になったり,金属が取れたり,

楔状欠損,知覚過敏,歯周病の悪化,

緊張型頭痛などの原因となります。

はぎしりは両刃の剣なのです。

ストレスを改善する夜間のはぎしり・くいしばりは

身体にとって良い事。

その一方で歯を壊す原因にもなっているのです。

歯の治療・欠損の治療とともに

夜間のはぎしり・くいしばりの改善が重要

なのです。

なぜ、その歯を失ったのか?なぜその歯だけ歯周病に

なったのか?

その原因が夜間のはぎしり・くいしばりで

あることは明確なのです。

どんないい材料をつかっても

どんないいインプラントや入れ歯をしても

原因となる不正な夜間のはぎしり・くいしばりを

改善していなけばふたたび欠損となる。

 

当医院に遠方からいらっしゃる患者様でも、

すぐに治療に入らず、最初に十分な説明と

コンサルティングの時間をとりご理解いただいた

うえで包括的な歯科治療に入ることを理解していただき

たいと思います。

この素晴らしい理論に出会えたことを幸運

と思うとともに正確に伝える義務があると私は

思ってるからです。

 

 

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