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インプラント 2009年3月に完治の症例[60代女性 上あご奥歯欠損]
(2009.03.25)
患者様の状態・ご希望
10年以上前から当医院に通われている患者様です。10年前にすべてをきれいに治療されました。その後1カ月おきの、定期メインテナンスクリーニングをお受けになっていました。「先生1週間前から噛むと痛いんです、ぐらぐらしています。」10年ぶりにレントゲンをとらせていただきました。残念ながら、根が真っ二つにわれていました。
そこでインプラント、ブリッジ、いればの3種類の治療法の説明それぞれの治療期間、経費、特徴を説明させていただきました。患者様はもともと下あごにいればを使われていました。今回はインプラント治療を希望されましたので、さらに詳しい検査に入らせていただきました。
検査と評価
歯肉の状態は良好。CTで精密な検査をおこないましたところ、インプラント埋入に十分な骨量がありませんでした。そこで、抜歯と同時にGBR(骨造成手術)をおこない、半年後にインプラント埋入をおこない、さらに3カ月後に上部構造をおつくりする治療設計をいたしました。
患者様は最終的な治療計画に同意なされたので、治療にはいらせていただきました。

治療
なるべく残っている歯の周りの骨を傷つけないようにする事が重要です。慎重に抜歯をし、ハイドロキシアパタイト(人口骨)と血液をまぜ、歯肉で完全にシール縫合いたしました。施術は完全滅菌状態の手術室で、血圧、脈拍、血ガスモニタリングをしながらおこないました。30分ほどでGBRは終了いたしました。血圧も安定しており、術中、術後を通して、痛みも腫れもなく快適なご様子でした。

患者様の感想
「ほんとに、いいものなんですね、きれいだし何でも快適に噛めます。」「友だちとの旅行に間に合って本当にうれしい」「心配していた手術も全く痛くなかったし、今度友だちもご紹介していいですか?」という言葉を頂きました。「今度は下の部分いればもぜひインプラントにしたいわ」「先生のところはCTがあって安心です。」 精密なCT検査の重要性をご理解いただいて嬉しかったです。