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体に優しい手術 インプラント傾斜埋入の解説

[30~39才]  [上あご奥歯]

(2012.05.11)

上あごの奥歯が欠損した場合
上顎洞(じょうがくどう)という空洞が存在するため,インプラント治療の際にその空洞に骨を作るソケットリフトやサイナスリフトなどという手術をして空洞内部に骨を作らなければならないことが多いのです.
ソケットリフトもサイナスリフトもいまや,予知性の高い確立された手法としてあるのですが,術後の腫れや振動があり,多少患者様に負担をかける治療であるとも言えます.

そこでインプラントを上顎洞を貫通しないように埋入する,傾斜埋入という方法があります.
傾斜埋入は3次元有限要素法(非破壊検査)でも力学的な有効性が科学的に証明された方法です.
4本のインプラントで上あごの歯を即日で作る,オール・オン・フォーという手法でも傾斜埋入はもちいられています.

症例の紹介をします.(患者様承認済み)
35歳女性.他院で上あご奥歯の抜歯後に親しらずを再植したが,脱落してしまった.
SPICではソケットリフトを計画しましたが,手術の際に埋入予定の骨が再植した歯の脱落した穴に骨が十分にできていないことが判明しました.

ソケットリフト予定CT画像のサムネール画像































そこで,傾斜埋入をいたしました.インプラント体のネック部分の維持を
硬い骨(皮質骨)でえるために,あまり皮質骨は削らず,露出したインプラント体ネック部分の一部をバイオス(骨材料)で骨造成をいたしました.

傾斜埋入CT






















加えて,親しらずが再植してあった,骨の状態の良くないところもバイオスでGBRいたしました.

傾斜埋入は予知性の高い侵襲の少ない体に優しい手術であると思います.

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